原 豪志 ブログ
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ラリーモンゴリア2012アーカイブス

10月は当社の決算月でした
本当に多くのお客様に当社をご利用いただき大感謝です
おかげさまで毎日楽しく
慌ただしく(処理能力がタリナイカラダヨ)
お仕事させていただいております
BLOGネタは溢れるばかりにたまっておりますが…
今月1/3はお外に出ていたため(仕事でね!)内部処理がたまりにたまっておりやす(汗)
ということでその場しのぎ(ではない)
忙しいあなたにそして自分に心のオアシスまたはレッドブルのようなエネルギーチャージに
ラリーモンゴリア2012レポートをどうぞ(強引だな)


「ラリーモンゴリア2012レポート」


・出発前(人生に少しの冒険を)

ETAP0-1

・ETAP2

・ETAP3

・ETAP4

・ETAP5

・ETAP6

・ETAP7

・グランドゴール前半

・グランドゴール後半

・チャレンジを終えて






Rally mongolia2012終えて

出発前に人生に少しの冒険をという内容で出場にあたっての思いを綴った
チャレンジを終えて経験したことの多くいまだに消化しきれていない
その時々の思いをこのブログを通してだったり
期間中に記入していた日記を読み返して反芻している日々
きっと理解はできないんだろうな…

前後何百キロの山岳地帯おおよそ人が住めないだろう(という小さな世界の頭の自分)と思われる山の中にたたずむむゲル
その前で大きく手を振ってくれた5歳くらいの姉弟
大草原の中のゲルの前では小さな赤ちゃんを抱きながらやはり手を振ってくれる遊牧民のお母さん
周りには何もない
何もない!と思っているのは手を振ってもらっている自分だけなのかもしれない
羊もいれば馬もいる、周りには草がありどこかでは水が湧き出ている川がある、そして雨風をしのげるゲルがあり家族がいるのだ!
それがすべてなのかもしれない
コンビニもなければ携帯電話もガストもない、電車もなければバスも通らない、自動販売機だってない
だけどみんな暮らしている
毎日の生活、幸福
価値観の違い
環境の違い
そういった理屈ではなく
不自由の中の快適さや
快適さを求め過ぎる不自由さ
「足るを知る」ということ
とにかく今ある自分の生活に毎日感謝して限りある人生を悔いなく思い切り生きようと思った
それは自分だけでなく自分の家族やまわりの人々と共有しながらね
読み物などで理解という意味ではそう思うことは過去にあったんだと思う
でも目で見て体で感じた経験は理解ではなく本能で「そうしよう」とすると思うんだ
いやそれが分かっただけでもこのラリーに参戦した意義は十分にあった

だけどレースに関して言えば「正直足りないな〜」というものが多すぎた
あっ自分自身のことね
すべてを経験する!そのためには絶対に完走するということが目的だったがETAP6でのフルボトムの件
これは完全に自分の感覚だけで走っていた証拠で常にバイクの状態や状況を理解しながら走らなければいけなかったのにそれができなかった
ライディングスキルの部分でも終わってみて考えてみるとアベレージあと10キロから15キロくらいはあげても自分の安全マージンは保てたと思う(これは経験してわかったことだから仕方ないけど)
準備をして準備をしても足りないという不安や欲
それがラリー前半での多すぎる荷物の原因になってしまった
「これがだめならしょうがないという一線が高すぎるのだ!」
今なら必要最低限の荷物と共有できる工具を極力増やすという努力ができるはず

これはTE449大内田選手のツール「えっ!エンデューロ?」と思うほどに少ないと感じたが
実際にラリー中にできる整備は限られているし「緊急用」とか言っていたらどれだけツールもっても足りない!トップライダーは皆この程度の工具のみだった

これは初日のタケシの荷物
「一泊ツーリングでも行くんですか?」という荷物の多さです
荷物が少なければバイクにかかる負担も体にかかる負担も軽減されることはもちろんパッキングに要する時間も短縮できる
自分の中でできる整備の範囲を理解しておくことが大事だろう
ただここまで書いたことは(レースの部分で)あくまでタケシが個人的に感じたことであり
参加者ひとりひとりが何を目的に参加するのか
ということで準備や装備は多少なりとも変わってくるものだと思う
「とにかく完走をしたい!」というのであれば壊れにくいバイクを選んで壊れても修復しやすいようにマシンを作ることがまず重要
メカニックを同行させるというのも完走するために必要な要素の大きな一つだ
自分の場合は「すべての行程で起こりうるすべての経験をしたい」
ということが目的だったためメカニックはつけなかったが

帰国してから多くの方に「また行きたいですか?」と聞かれた
「何の迷いもなく絶対行きたい」
ラリーとして完走を果たすことはできたが
ラリーモンゴリアに出場するにあたっていくつかとても楽しみにしていたことがあった
一つは菅原峠、初日のSSで通過するはずだった3000メートル級の山ここでは過去に多くの参加者が逸話というか伝説を作っているポイントで(あまり良い意味ではない方面でね)どんな景色でどんな道なのかワクワクというよりはドキドキしていたのだ
そこはコンディション不良によりキャンセルになってしまった
もうひとつは事前に配られたコマ図にマーキングしているときグランドゴールのコマ図に自分にむけてコメントを書いていた
日本から8日間完走をして走り切った自分への言葉
モンゴルの8日間走り切った自分はどう受け止めたのだろうか?
どういう気持ちになったんだろうか?
巻くことのなかったETAP8のコマ図の最後のことばまだ開いていない
また今度チャレンジするときまでその楽しみはとっておきたいと思うから
まだまだチャレンジはつづくね
今回このチャレンジに協力、応援してくれた家族、仲間、会社のスタッフ、業界関係の皆様、お客さん、参加するきっかけを作ってくれた先輩、主催者、篠原さん、青山さん
心から感謝いたします


まだまだ冒険はつづきます

Rally Mongolia2012 グランドゴール表彰式

※だいぶ時間が空いてしまいました
前回のレポートと合わせてお楽しみください
コティラ



ヘルメットを脱ぎ大きな広場の前
向かいの広場にはチンギスハーンの銅像がある
しかし凄い渋滞だな〜目の前のメインストリートは3車線ビッチリ詰まっている
ここを通るとは聞いていたけどどうやって通るんだろう
まだまだパレードが通る様子はなく
イリジウム携帯で日本の家族に電話
無事にゴールしていることを心から喜んでくれた
5分ほど経っただろうかサイレンがはるか遠くから聞こえたパトカーだ
先導のパトカーの後ろにはラリー御一行様がこちらに近づいている
急いで走る準備をしてHP2にまたがったころには先頭のパトカーは通り過ぎていた

PHOTO SSER
「どこがパレードやねん!」
一番右車線を封鎖して60キロ以上でぶっとばしている
合流するタイミングを見つけたときは先頭から30台以上が通過したあとだった
なんとかパレード?爆走?の中に入り先頭のバイク集団に追いつく
黄色ラインのヘルメット篠原さんだ!

PHOTO SSER
そのまま彼の隣に並んでハイタッチ!
いやね目頭が熱くなってました
なんだろうねこの感覚
みんな同じルートのラリーだったけどいろいろなドラマを持ってこのパレードを走っている

ETAP2で水没して見事なリカバリーをして後半はトップグループでゴールし続けた尾島さん

同じくETAP2後半の沼地でスタックして大きくタイムロスをしながらもクレバーなライディングと安全マージンを取りながらハイスピードなラリーでトップグループでゴールし続けた大内田さん

TEAM オグショー
ルート上ではご一緒することが多くビバークでもルートでもあの笑顔と元気で僕らを引っ張ってくれた頼れる兄貴!小栗さん
僕とは同じ歳でビバークでもルートでもざまざまなこと(怒りも喜びも)共有できた佐野さん
初日のリエゾンでカッパを持たずに走りきり低体温症になったりSSで前転して怪我をしながらも毎晩確実にゴールしていた(チーム一平ちゃん大塚さんゴールしたらみんなで盛り上がったね!) 大塚さん

モンゴルラリー出場を相談した時に「原さんもちろん行くよ」と一言
重量車のHPNフラットツインOHVでは日本人3人目の完走者でクラス優勝の篠原さん

PHOTO SSER
重たいKLE400でギリギリなETAPもあったそうだけど結果走り切ったぜ!山田さん

PHOTO SSER
初日にリヤブレーキを失いながらもトップグループでゴールしたり過酷なETAP7では自分だけでも大変なのに帰ってこない仲間を探しに引き返した阿部さん(かっこいいよ)

重たいアフリカツインで沼地にスタックしたりサンドで苦労しながらも完走を果たした黒田さんアフリカツインでの完走は何年振りなんだろうか?(すごいよね)
250ccの小排気量で走り切ったカンさん
かっこいいKTM690EDでモンゴルを駆け抜けた金井さん
非力なXRで見事完走小池さん

(表彰式にてミサキング 詳しくはahead Vol.118にて)
毎日毎日夜遅くに(朝方)ゴールしても、パンクしても、翌日のスタートに並んでいたミサキング
ミサキングには特別な思いが芽生えていた(きっとほかのエントラントも感じていたんじゃないかな)
ゴールして日が落ちても戻ってきていないと心配になってゴールしてきた人に「ミサキングどこら辺で見た」と聞いたり、
だれよりもだれよりも長時間このラリーを走ってきた
この苛酷さや大変さをみんな知っているからミサキングのことを特別な思いで応援していたんだとおもう
他にも多くのライダー、ドライバー、ナビゲーター日本人もモンゴル人も同じゴールに向かって爆走(パレード)してる
やがて先ほどいたチンギスハーンホテルにゴール
グランドゴールだ!
所定の位置にバイクを停めてイグニッションをOFFキーを抜く

Photo SSER
ラリースーツ左袖にあるポケットに鍵をしまい、ヘルメットを脱いで周りにいた仲間と抱き合ってゴールの喜びを分かち合った
男も女も日本人もモンゴル人も関係ない、皆ラリーモンゴリア2012の完走者なのだ
みんな最高の笑顔

Photo SSER
「ミサキングを胴上げしようぜ」
そこにいた仲間全員でゴールしたミサキングを胴上げした
あげられている本人もそうだったけどまわりの大人たちも目が潤んでいたよね

PHOTO SSER
表彰式もすべて終わり完走者全員で記念写真を撮った
モンゴル人ライダーやドライバーみんないい顔してる
前にはウランバートル市内観戦者、SSERスタッフ、通りがかりの人
途中リタイヤしてしまったライダー、ドライバーも拍手を送ってくれる

タケシ
「ここからの景色を見るために走ってきたんですよね」
篠原さん
「そうですね」


「……」(男泣きなのだ)



つづきます






ラリーモンゴリア2012ETAP8 エルデネサントーウランバートル

※ETAP8は前日からの雨でカメラを出す気にならず写真が少ないレポートとなります


とうとう最終日
今日は574KM先のウランバートルでグランドゴールだ
ETAP7も翌日の朝方に帰着したエントラントがいる
6:00になっても冷たい雨は降り続いている荷物はまだ届いていない…
とてもじゃないが海パンTシャツで200メートル離れたレストハウスまでインフォメーションを確認しに行く勇気はない
外気温は3度以下だと思われゲルの中でも吐く息は白い
青山さんにインフォメーションを確認しにいってもらった
荷物はやはり届かずこれ以降のスケジュールもまだ未定ということだ
昨日遅くに到着した篠原さん阿部さんはまだベットのなか
きっと今日もスケジュールが変更になるんだろうなとおもいながら
ヘルメットを磨いたり荷造りしたりずぶ濡れのラリースーツを懸命に乾かす(ぜんぜん乾かないけど!)
しばらくすると「朝食ができたよー」と外から声が聞こえた
濡れたラリースーツを着て勇気を振り絞りゲルの扉を開けた
えっ!
尋常ではない寒さだ
「うおーーーーーーーっ」
と叫びながらレストハウスまで全力疾走(気を紛らわすため)
すると横から「うおーーーーっ」と叫びながら走ってくる人が

TEAMオグショーの仲間だ!「最高だよ」

レストハウスに入ると多くエントラントが食事をとっている
皆それぞれに昨日のルートでの出来事を語っているようだ
本当に毎日毎日朝帰りしたり、クラッシュしたり怪我したりトラブル抱えながらちゃんと朝にはたどり着くんだよ!すごいぜ(本当にそう思った)
ここでもまだインフォメーションは未定、荷物が届くまではスタートできないだろうというのが大方の予想だが何があるか分からないのでいつでもスタートできるように準備はしておくことにする
ゲルに戻り荷造りをしていたら青山さんが戻ってきた「突然レストランでブリーフィングが始まったよ今日のSSはすべてキャンセルでウランバートルまでの300キロ弱をリエゾンでそのままゴールする」とのこと、荷物はじき届くらしい
よかったという思いとあ〜本当にもう終わってしまうんだなという思いが入り混じった心境だった
10KGバッグからカッパとインナーフリースを出してしっかりと防寒する
ウランバートルまではコンボイ
モンゴル人はそれぞれに道を熟知しているので最後のパレードの集合場所までは各々のペースで走行
今日はカウントダウンがない
日本人ライダーが数名スタートしたのを確認して後からついていくことにする

(写真は初日のものですが道はこんな感じ、違うのは空がねずみ色なのと冷たい雨が降っているのと、外気温が5度以下ということくらい!ようは全然ちがうということです)
走り始めて15分で手が悴んできたそりゃそうだ気温5度以下で雨が降っている中グローブはMX用のメッシュグローブ!いくらナックルガードがついていてもこれはきつい
HP2はフラットツインエンジン
グリップヒーターはついていないがチンチンに温まっているシリンダーヘッドがある
右の手左の手と交互にエンジンに触れながら走行していく
すると少しずつ手に人間らしい感覚が戻ってくる
「ありがたい!」
しかし一時間走ってもウランバートルまでの距離は残り200キロ以上ある
時速80キロでのコンボイ走行
時折地元のモンゴルライダーがすごい勢いで日本人のコンボイ軍団を抜いていく
そうだ考えてみれば自分の前を走行している人たちはみなムースを使用しているのだ
(一般的にムースは高速での長距離走行を想定していないので高い速度で長距離はしると熱でムースが溶けてしまうということがあるようだ)
自分は前後へビィーチューブ
このままのスピードで走り続けてもウランバートルまで3時間近くはかかってまう
とてもこの寒さに長くは耐えられない!
ウランバートルまでは舗装路の一本道
これはぶっちぎるしかないぜ!
ともっていったら一人のモンゴル人ライダーが抜いて行った
「よし彼についていこう」とおもいコンボイから離れる
(それがまた初日と同じようなミスをすることになるんだな…)

そのままモンゴル人ライダーは先ほど走っていた二倍の速度で飛ばす
一時間半くらい走るとウランバートルの街並み(東京くらいに感じます)が見えてくる
走っている車もランドクルーザー200やBMW、レクサスと高級車が多い、今日のビバークからは舗装路の一本道だった
そういえば今日のグランドゴールはパレードがあるからリグループするって言ってたなと朝のインフォメーションをここにきて思い出す
前のモンゴル人ライダーは(KTMラリーマシン)迷うことなくそのまま市内に入っていったので自分も迷わずについていく
しばらく3車線の道を走っていたら突然左折
あわててついて行こうとするが前には路線バスと車がいてついていくことができなかった
モンゴル人についていくとはいっても今までのラリーのペース約10メートルほど後ろを走行するくせがついている
何もない草原や山の中では問題ないが街中でそんな距離を開けたらバスや車が割り込んでくる!そう町の走行に順応していないのだ!
一応曲がった場所までいったが路地裏みたいなところにでて完全に見失ってしまった
さあ困った
実はそのリグループするところはETAP8のコマ図に記入されているようなのだが
朝のブリーフィングでルートキャンセルになったことコンボイ走行になったこと一本道だからコマ図いらないと判断して巻いていなかったのだ!(アフォです)
とりあえず町はずれのガソリンスタンドまで戻る
5分待ってみる
ヘルメット脱いでみる
15分待ってみる
ヘルメットかぶってみる
20分待ってみる
全くラリー車が来る気配がない
「やばいよ!やばいよ!」まさかミスターオンコースここにきてゴールできないのか
ちょーーーーーー焦りました
が!まあしょうがない
表彰式はチンギスハーンホテル
そこにいけば一応はゴールになるはずだ
と思い直しまたメイン通りを市内に走り始める
しかしえらい渋滞だわ3車線の道は横に4台5台がびっちりと車が詰まっており動かない、すり抜けをできるようなスペースすらない

PHOTO SSER
そういえばスタート前に菅原さん(ギネス保持者)が
「ウランバートル市内車で渋滞はまったら30分で1メートルも進まなかった!」といっていたな
何とか前に進み続ける
しかしなんだこのギャップは

つい昨日までは草原や砂漠の真ん中でバイクを6速全開?で飛ばしていたのに
今はウランバートル市内の渋滞の中一速でトロトロと走っている
しかもいろいろな不安を抱えたまま
すげーなモンゴル!
というか全然学んでねーな俺
前方に交番発見、さっそく道を聞いてみる
とりあえずジェスチャーでゼッケンを見せたりしてみるがうんうんとうなずくだけ
「チンギスハーンホテル・チンギスハーンホテル」といってみると
指をさし「まっすぐ」とのこと
「バイヤルラー」お礼をいって向かう
それにしてもすごい渋滞だよ歩いたほうが絶対早い
10分ほどたって周りには大きなビル群ここのどこかにチンギスハーンホテルがあるはずだ
信号待ちをしているグラマラスな若い女性に「チンギスハーンホテル?」と聞いてみるが
無視された…(怪しまれたのか)
そのあと聞いたおじさんは「すぐそこ」といった感じに指をさした
しばらく走るとありました〜チンギスハーンホテル
そう、FUTUREのDVDでよく見た建物だよ
今まさに表彰式の準備をしているスタッフたちが忙しそうに動き回っていた
ずーっとラリー中もCPでケータリングでコース上で僕たちをサポートしてくれたSSERのボランティアスタッフたち
「あれ原さんゴールですか?」一人が気づいて声をかけてくれた
「はいリグループをミスしてここまで来ちゃいました」
スタッフ
「この渋滞じゃパレードも進まないからそこにバイク止めちゃってくださいゴールでいいですね」
バイクを邪魔にならないところに停めてヘルメットをとカッパを脱ぐ

ああ〜完走できたんだな
なんとなくあっけないゴールに安堵と寂しさが混ざった心境だった
冷たいコーラを買ってきて
ホテルの入口横の階段の少し高いところに座った
エントラントは誰一人まだ来ていない
スタッフは忙しそうに準備をしている
ぼーっとその様子を見ていたらうしろから

「おっ総合1位のゴールだな」
と声をかけられた
ラリーモンゴリア主催山田さんだった
自身初めてのラリーモンゴリア2012
本当に最高の8日間だった
天候不順で参加者も大変だったがそれ以上にスタッフ、準備にとんでもない時間と労力をついやしたルートをキャンセルするという判断に気苦労も絶えなかったことだろう主催者
完走とリタイヤ者を含めてここまで連れてきてくれた、そんなことも含めて(どういう言い回しをしたか忘れたが)
「本当にありがとうございました」
と握手してお礼を言った
すると山田さんは
「今からでも間に合うパレードに参加しなさい」
それ以上の言葉はいらなかったのかも
「はい」
と返事して
ヘルメットをかぶりもう一度HP2にまたがって来た道をずーっと戻っていった
渋滞の合間を縫うように


つづきます

Rally Mongolia2012ETAP7ホンゴルーエルデネサント

久しぶりのベッド、実にゆっくりと眠ることができた(気がする)
ゲルの扉を開けたら

この景色!
晴れ晴れとした気持ちでスタートまでの準備を整える
ラリースーツを着てブーツを履く、インフォメーションを確認してランチパックをもらいパッキング

※写真はゾーモット PHOTO 青山さん
バイクの横で軽くストレッチ
一連の動作がようやく考えずに自然にできるようになっていく
体がラリーに慣れてきているのか「早く走り出したい」でいっぱいだ

PHOTO 佐野シンヨさん
この日はSS452KMとリエゾン60KMトータル513.85KM
リエゾンスタート直後の川が増水しておりオフィシャルの先発隊が通れるルートを確認中とのことでスタートが一時間遅れる
その後SSスタート時間も30分遅れ結局SSをスタートしたのは予定の9:30より1時間30分遅れの11:00スタートとなった
またRCP直後の川渡りでも増水しているということで8割の確率でRCPごキャンセルになるとのことスタートは遅くなったが今日は230キロのSSになる可能が高いということね
(このときは余裕の考えだった…)
11:06自分の番が来てスタート

PHOTO 佐野シンヨさん
前にはモンゴル人ライダーや小栗さんの砂煙が見える
ここも高速ピスト100キロ巡航で淡々と距離を稼ぐがしばらくすると枯川の山岳ルートに入っていく
薄いピストの中を走っていたが突然ピストが消えて岩だらけの山岳地帯になっていった

PHOTO SSER 篠塚健次郎さん
前方にはHINOカミオンや篠塚健次郎さんジムニー後方にはKTM佐野さんだ、次のGPSポイントは右を差しているがコマ図を追っていくと左側にオンコースはあるはず
しかもGPSの示す方向は切り立った岩が待ち構えている
「とてもじゃないがそんなところ走れません!道ではなく山岳地帯だ!」
しかしシンヨ選手はそこでもCAPの方向へ走り去っていくのであった…

(これ実際に現場の写真です青い車が篠塚、千葉組
10分ほどヒルクライム、ダウンヒル、ヒルクライム、ダウンヒルを繰り返しオンコースにでた
そこはとてもじゃないが脇からオンコースに戻れるような斜度ではない!急こう配の山間部を走り抜ける渓谷ルート
二輪ならなんとかなるが4輪ではすれ違うのも大変な狭い渓谷ピストをしばらく走るとやがて広い大草原に出た
はるか右の方からは同じ方角に走る一本の砂煙が見える
しばらくは高速ピストが続くサンドになったり草原のピストになったり村も通った
6速、緩いコーナーで5、4速130キロから90キロ前後で飛ばす
コーションでは必要以上に減速するが高速ルートとナビゲーション
体がラリーモンゴリアに順応し始めているのを感じた

2時間ほど高速ピストをこなしRCPへ
「いや〜今日も楽しいSSだったぜ」とおもいゴールしてみると様子がおかしいトップグループのモンゴル人が休憩していた
SSゴール後に休憩?そんなわけはない
そうです8割渡れないといっていた川はオフィシャルがチェックしたとこと腰くらいの深さだからGO!とのこと
「無理無理!ムリムリ!」とオフィシャルに言ってみたが片言の日本語をしゃべるモンゴル人スタッフはチェックカードを受け取り今後のスケジュールを説明し始めた
その時ゴールしていた小栗さんや尾島さんたちみな「集中力が切れた」と話していた
すっかりここがゴールのつもりで飛ばしてきていたのだ(自分もね)
RCPには全体でも15番手でゴールしている自分もCPスタートは16:10残り300キロ弱を日没の20時までにゴールするにはアベレージ80キロ以上!
その前には腰の深さの川渡りがある水没している場合ではない
限られた時間の中で持ち合わせているもので水没対策を考えなくてはいけない
HP2はインテークパイプが腿の高さにあるから 川に入った瞬間にエアクリーナーが水につかるだろう、リヤバッグからゴーグル入れに使っていたナイロン製の袋とジップロックをパイプの先端に取り付けて周りをガムテープで保護することにした
もちろん渡るときはエンジンはOFFで
オフィシャルが一人立っているとのことだが200キロ以上のオートバイを二人で腰の深さの川を渡りきるなんて考えられない最悪は見物しているモンゴル人にでもお願いできるように小銭を取り出しやすいポケットに別々に忍ばせておいた
このRCPは今までのどのCPよりも緊張した時間だった
緊張のRCPをスタートし10キロくらいでその問題の川に到着

PHOTO SSER(黒田さん) ※写真ではジムニーが水没しています…
ボンネットの上まで水没したパジェロがバックで川から出てきていた
現地のスタッフがこちらに寄ってきて渡れと支持される
やっぱり「無理だよ!」と答えてみるも聞かない…
しょうがないのでまずは川の中の浅いルートを見つけようとバイクは置いて自分だけで入っていくがいきなり腰の深さ!
そのまま中央までは深さは変わらないが流れが強く流されかける
「怖い」
マジでそう思ったよ
しばらくするとシンヨ選手のKTMがやってきて「一緒に渡ろう!」
二人+モンゴル人スタッフの3人でHP2を押す何とか向こう岸までたどり着き
ヘルメットを脱いで念のためキーを抜いて対岸のシンヨさんのKTMを押す
KTMは軽くしかもリヤにフューエルタンクを装着していたため浮き輪のように川の途中で浮き始める横を抑えていた自分はあわててフロントアクスルを押さえつけながらどうにかながされずに渡り切った
のどは緊張でカラカラ腰から下はずぶ濡れ
とにかくなんとか難所は突破した
思わずハイタッチ!
周りには大勢のモンゴル人のギャラリー、シンヨさんが心配して「待っていようか」と言ってくれたが自分はエアクリーナの防水加工解除やエレメント状態を確認したかったので先に行ってもらう、サイドケースを外しチェックしてみるもエアクリーナーは全く湿っていなかった
「イエス!」
再スタート!10分するとエンジンのコーションマークが点滅
エンジンを切って確認するがわからないトラブル症状は出ていない
またスタートすると今度は5分ほどでコーションが!
「あ〜ここでおれのラリーも終わってしまうのか」と思いながらバイクを止める
そういえばインテークは防水したがマフラーの出口ふたしていなかったことに気が付く(アフォです)
案の定エンジンをふかしてみると水蒸気のようなものが出る
どうやらマフラーから水が入りO2センサーがエラーを拾っているらしい
20分したらすっかりコーションマークは消えていた
「助かった」
残りは250キロ!時刻は17:00
日没までは3時間弱

PHOTO SSER
そこからの集中力は今大会のなかでベスト
速度は80キロ〜120キロ、コマ図は2コマ先までを記憶して
最小限の減速でナビゲーションをしていく
250キロのルートでロスト仕掛けたのは小さい看板とかいてあるピストを見失ったくらい時間で言ったら2分くらい
小高い尾根を走る高速ピストSSゴール10キロ前には前走者の姿をとらえる(それまでにも数台のライダー、ドライバーをパスしていた)
ゴール2キロの地点でシンヨさんということを確認そのままゴール
二人で雄たけびをあげながらハイタッチ!
このラリーハイライトの一つとなった
そこからは舗装路の道を10キロほど行くと今日のビバークその前にガソリンを満タンに入れる
日はまだ明るいが低く暗い雲が立ちこんでいる
気温も下半身が濡れているとはいえ涼しいというよりは寒い!

(この時点でゴールしている日本人ライダーはこの3人)
19:30本日のビバーク地にゴール今日もツーリストキャンプだ
荷物をゲルに置きさっそくバイクの整備を始めると雨が降り始めた
雨宿りする場所はないのでエアクリーナーの清掃とスポークの増し締め、各ボルトのチェック等を行い急いでゲルに戻る
「しかし寒いな〜」
下半身のウエアーはずぶ濡れ、荷物はまだ届いていないようなので
前日のビバークで着ていた海パンとTシャツ素足で食堂に入る
途中スタッフの黒川さんに「原さんそんな格好でサンダルぐらい履きなさい!」
と注意される「だって荷物に入れちゃったんだもん!」とタケシ
まるで小学校の先生と生徒のような会話(黒川さんにサンダルをかりる、ありがとう!)
20:00日本人ライダーでゴールしているのは自分と小栗さん尾島さんシンヨさんだけ

PHOTO SSER
ほかの多くのライダーはまだルート上にいる
冷たいあめはやがて強さを増して雷雨に変わっていった
外は真っ暗、激しさを増す雨
稲光とともにドギャーンという雷音が響き渡る
ポツポツと頼りないヘッドライトの明かりがビバークにたどり着く21時になっても多くのライダーは戻っていない…
食堂にいる誰かが今の外気温は5度くらいだ!という話をしていた
今走っているライダーは本当につらいだろう川渡りをして下半身はずぶ濡れ
前日は気温30度を超えるルートだったため多くのライダーは薄着で走っているに違いない
自分はその前のビバークでカッパの下とインナーを10KGバッグへ入れてしまっていた
今日のゲルにはマキストーブが常備されていた
スタッフにお願いして槇ストーブに火をいれてもらう
22:00過ぎ
「10番!10番のゲルはどこだー」
という声が雨音とももに外から聞こえた、そう10番は自分たちのゲルだ
「ここだよ!」とドアを開ける
ずぶ濡れになった篠原さんがこちらに近づいてきた
ゲルに入るなり「やばかった」とため息とも聞こえない声でつぶやいた
「走っている山の尾根で雷が鳴り目の前が光で真っ白、音はタイムラグなくなっているし、このまま止まっていては落雷にあってしまう、途中山の中では雹に降られるし、寒いし、まだ帰ってきていない人が大勢いるよまずいよ…」
興奮した声で立て続けに話し始めた
「雨の中モンゴル人ライダーが転倒したから近付いて行ったらその先で地元のおじいさんがバイクで転倒して下敷きになっていう荷台から白い牛乳のようなものがこぼれて、おじさんは衰弱してるし地獄絵だったよ…途中雨宿りできるようなゲルもないし!」
どんどんとその過酷な状況での話が出てくる
どんな思いをして走ってきたのだろう
まだ到着していないライダーたちはこの暗闇と寒さの中でどうしているのだろう
明日はこのまま走り続けられるのだろうか
どんどんと自分も不安になってきた

PHOTO SSER   阿部さん
今回のゲル同室のはずのKTMに乗る阿部さんも戻ってきていない
しかも彼は初日にリヤブレーキを失いそのまま走り続けているのだ!
やがてまきストーブの燃料も底をついてきた
リタイヤをしてサポートトラックでここまで来た青山さんがレストハウスに薪をもらいに行ってくれ仲間に暖かいスープや食事を持ってきてくれた
まだ荷物が届いておらず自分は海パンTシャツ
篠原さんはずぶ濡れになったラリースーツ一式とてもじゃないが外の暴風雨と寒さに耐えられることはできない
ありがとう!青山さん
0時過ぎ、自分はウトウトしていたとおもう
ずぶ濡れでボロボロになった阿部さんが帰着
コース上で地元のモンゴル人に馬でロープをもって追い掛け回されたこと
コンボイで走っていたライダーが来ないので戻ってみると
バイクに挟まれ起き上がれずに豪雨で小川のようになったピストに体半分埋まっていたのを発見して救出(見つけるのが30分遅れてたらやばかったとのこと…)
暗がりの中ピストを見つけることができずミスコースを繰り返しては戻りルートを見つけてはと永遠走り続けたらしい
「過酷だよ!過酷すぎるよ!」
この夜の皆の体験談はどんな怪談話よりも怖いものだった
しかもたった一日の出来事だよ!
気持ちも体も寒さで凍える夜は更けていくのだった…

つづく

ラリーモンゴリア2012ETAP6 ゾーモットーホンゴル
 「レストディ明けはリタイヤ者が続出するから気をつけてね」

SSERスタッフの言葉を思い出しながらスタート

PHOTO SSER
今日もすべてダート522キロと長い
しばらくは高速ピストが続く時速は100キロで巡航
マシンは絶好調!タイヤも前後新品のピレリーラリーを装着、まるで大地を力強く蹴りだすサラブレットに乗っているような感覚、メーターで100キロを超えているが愛馬(マシン)は
「もっと出していいよ、もっと飛ばせるよ」と言っているようだ
しかし文頭の言葉を思い出しそのまま

40分くらい走っただろうかコマ図にコーション(!)のないギャップ
気づいたのが遅くギリギリまで減速を試みて最後の最後にフロントアップを試みたがギヤが高いままだったため(ドジです)フロントは上がらずにそのまま「グアワシャン」という機械音とともに体全体にGがかかる。バランスを崩すことはなかったがバイクに大きな負担をかけてしまったことは確かだ(ここで右のフロントフォークシールが抜けました)
レストディ明けは体も目もスピードもラリーに慣れてきてしかも前日は体を休めることができるため「調子が良い」という感覚に陥ってしまうんだ!
そこに大きな落とし穴があるような気がした、それを身をもって体験してしまったのだ

PHOTO SSER
そこからRCPまでは山の麓を走るスピードの上がらないルートだった
頭から胸前後の小山の連続に下りの最下部にはタイヤ一つ半くらい埋まってしまうクラックがあるところがあり調子にのってスピードを上げるとグワシャンとやりかねない、とにかく我慢の走行が続く
それからはまた高速ピストに出たが今度は水たまりが出てくる、これまた油断できないが何とか走り切りRCPへ到着
15番手くらいで到着しているようだ
いつの間にか前田選手と小栗選手も後ろから迫ってきた!?
さすがミスターオンコース(笑)
RCPは丘の上に設営された場所だったが30度を超える気温に日を避けられる場所がない暑くて「早くスタートさせてくれー」という気持ちになる
その丘には地元の観客が大勢集まっていたトップグループが早くもスタートしていく
すさまじくスライドさせながらロケットスタート
まあギャラリーいるからわかるけど…

RCP後はまるでBAJA(いったことないけど)のようなハイスピードなサンドピストが続きます
ここでもやはり後からスタートした前田選手にぶち抜かれる(自分も100キロ以上で走ってるんですけど…)
抜きざまの道に1メートルほどのクラックが!!
自分はすぐさま減速した隣の前田選手はブワワワァーンというエンジン音
フロントアップをしてグワシャ―――ンという豪快な音とともに乗り越えていった
おっおそろしい…
(やっぱり絶対ついて行ってはいけないと確信した)
その後のルートはハイスピードで走りやすいルートだったな〜
しばらく走るとコマ図には「まるでサハラ」という文字が
砂丘群を左手に見ながら迂回するハイスピードルート

PHOTO SSER
「間違ってもこの砂丘群に入るルートになりませんように」と祈りまくっていたら
やがて砂丘群は消えて大平原(草原)にでた
GPSは次のポイントをバチッと示している
次ウェイポイントまではおおよそ30キロくらい先だ見渡せる限りは大草原

PHOTO SSER
「俺も地球の地肌を感じたい!遊びたい!」
とおもいCAPは確かめながら大草原の中を走り回りました小高い丘があればのぼり
小さな砂丘の吹き溜まりがあれば入ってサンド走行を楽しんだ、しばらくしてCAPが横を向いたので今度は→をまっすぐになるように直線をブワーっと飛ばす(ピスト上ではない!)
「最高だよ〜」と連呼した20分後見事に草の下の隠れ岩にフロントタイヤをヒット!
ガツン当たった瞬間パンクとわかるほどの衝撃
このラリー初めてのパンク!
「やっちゃったー」
そう自分はヘビーチューブを使用している
トップグループの多くはムースと呼ばれる浮き輪のようなゴムの塊をタイヤ内に内蔵させている
チューブとは違いゴム事態なのでパンクはしないのだ
出発前も多くの先輩方に「チューブで行くなんて信じられない」という助言をいただいていた
レストディの日にタイヤ交換をしてポンプでシュコシュコ空気入れていたら隣のメカニック2人に「原さんがチューブなんですか!信じられない」という同じお言葉をいただいた
初めてのチャレンジで使用したことないムースを使うことが嫌だったし
(自分で確かめないと信用しない性格なので…)
パンクしたらチューブ交換すればいいじゃんくらいにしか考えていたのでまあしょうがないっす
※次回参加するならムースで絶対行くけどね!!
まずは交換しやすそうな場所にバイクを移動してヘルメット、ウエアーを脱いでキャメルバッグの水をゴクリ、出発前に嫁からもらった梅干しを3つほおばりながらタイヤ交換をした

この時のテーマ曲は奥田民雄のイージューライダー
「何もないな誰もいないな〜快適なスピードでーっ道は永遠つづく〜」
鼻歌を歌いながら作業すること30分(たぶん)フッと顔を上げると500メートル以上先には砂煙をあげながらラリーマシンが駆け抜けていく
「かっこいいな〜」
そこからオンコースに戻り120キロ巡航のハイスピードピストをかっ飛ばしSSゴール

左手に見えるのがホンゴル砂丘そこを迂回しながら今日のビバークへ

今日はツーリストキャンプだ

荷物をゲルの中において
5日振り?にシャワーを浴びる
「早めについた人は暖かいシャワーが出るけど後になるほどシャワーは冷たくなるよ!」と入る前にメカニックをしていた人に話しかけられたが
シャワーはお湯が出ました(嬉)
しかし自分の体を伝って落ちるお湯が茶色い!
どんだけ汚れてんだおれの体…
シャワー後の冷たいビールを飲みながらゴールしている仲間と今日走ってきたルートについて盛り上がる
「あ〜最高だよ!」
目の前の景色は

こんなんだよ!
今日のルートはスピードが出るところもあったしフルボトムさせてしまったしパンクもさせてしまった、バイクに負担をかけてしまったな〜
各部スポークとボルトのチェックにエアエレメントの清掃
この日とその前に一度フロントホイールをヒットさせてしまい
ホイールが2か所軽く歪んでしまっている
(自分がホイール曲げてしまったんだけどね)
エンジンオイルも2000キロほど走ったがまだうす透明の茶褐色で汚れもひどくない

「ここまで連れてきてくれてありがとう」
という感謝がこのバイクに目覚めてくる
あと二日で終わっちゃうよ
この日からことあるごとに「終わっちゃうよ〜」と連呼するのだった
明日はここからまっすぐに北上をする513KMのルート
最も過酷な一日になることをこの日のタケシは知らない…

つづく
Rally Mongolia2012ETAP5 ゾーモット(レストディ)

この日はレストディ
ゆっくりと休める日だがこの日も習慣で朝6時には目が覚めてしまう

初めてのテント泊、起きてしばらく周りを散策

PHOTO SSER
ここも前日のビバークとは違うがすごいロケーションだな〜
朝食を食べたあとは

バイク整備をする

昨夜遅くに帰着した篠原さんもタイヤ交換等整備
「ここまでボルト一本ゆるんでないよ!」とのこと壊さないライディングもそうですが壊れにくいオートバイを作ることもとっても重要です

タイヤ交換にはバイクを倒して作業します
周りからは
「うおーBMWを横にして整備するなんてなんてブルジョワ!」
と言われましたが
こうするのが一番楽なんです
っというかこうするしかできないんです(汗)
結局タイヤ交換したのはこの日だけでしたね
やるな〜ピレリーラリー

涼しいうちに整備終わらせて
仲間と雑談、ラリーという競技すべての行程で同じルートを通る
同じ釜の飯を食う、
同じ星空のもと寝る、
寒さもつらさも共有、
まさに寝食を共にするということ
仲間でもあり家族のような存在になります
夜遅くになってもゴールしていないと心配になったりね

CRF450X 尾島選手
北海道4DAYSをはじめ国内のクロスカントリーラリートップランカーの尾島選手
ETAP2スタート直後の川渡りでモンゴル人トップの選手に次いで身長の深さほど増水していた川に入りマシンごと流された!
フル装備で流されながらなんとか岸まで泳ぎ着いたがマシンは300メートル以上下流に流されハンドルのグリップエンドだけが釣りの浮きのようにプカプカ見えたそう
地元民にロープでマシンを引き上げてもらう
本人も「死ぬかと思ったよ〜ヘルメットって浮くんですね」って…
っというかド水没ですよね?これって
カミオンバレーに運ばれてビバークに到着その後あきらめることなく夜遅くまで修復作業
自分が夜中トイレに行くためにゲルからでたらヘッドライトの小さな明かりひとつで黙々と作業をこなしていた
しかし次ETAPからはトップグループを追従するほどのペースで競技に復活します
かっこいいっす尾島選手

お昼過ぎ少し冷えたビールを飲みながら
翌日のコマ図とルートのチェック
「あ〜しあわせ」

ここまでの順位は総合で14位
といっても自分の中では攻めどころも抜きどころもいまだわからず
コマ図の見方やモンゴルの大地にすこーしずつ慣れてきたというのが正しい
さあ、明日は恐竜の谷をこえる522キロのルートだ

つづく

ラリーモンゴリア2012ETAP4ボグドーゾーモット

この日はゾーモットまでの557KMは今大会SS最長の距離だ
本来予定していたビバーク地ではないということと二日目多くのエントラントを飲み込んだ湿地帯を通るルートになっていたためいくつかのコース変更がインフォメーションで発表された

この日もSSERオフィシャルのカウントダウンでスタートをしていく
やっぱり緊張するんだなこれが
しばらくは80〜100KMは出るピストが続く
高速ピストを100キロ前後で巡航しているのだが
そこでも四輪や地元モンゴルのライダーにぶち抜かれる
一体彼らはどんなスピードで走っているのだろう…
今日のCPは4つその中に隠れCPは2つ

前半は湖畔から枯川のピストへ
オンルートをロストしたらすでに枯川からでたHINOカミオンが丘のうえを走って行った
その先の山岳ルートでカミオンをパス、しかしいくつか先の分岐で抜き返される
そんなことを2〜3度ほど繰り返し「こりゃ素直ににカミオンの後ろを走ったほうが賢明だ」という結論に至りRCP280キロまではカミオンの砂塵をかぶり続ける
ただ後をついていたのではETAP2のミスと一緒なので
カミオンの砂煙を見ながらコマ図を追いかけていった
慣れてくると2つ先のコマ図とCAPの確認
更に慣れてきたら1つ先までのコマ図とCAP位置関係を頭に叩き込みICOと景色だけでナビゲーションしていった
すると少しずつではあるが方角とピスト、コマ図と景色の関連性が理解というよりは感覚で判断できるようになっていく
「たのすぃ〜」
特に頭に叩き込んだコマ図の絵と実際の絵が一致したときは思わず「やほーっ」とヘルメットの中で声に出してしまう
そうこうしているうちにRCPに到着

日本人一位小栗選手
そこではモンゴル人ライダードライバー数名と小栗さんだけだった
HINOカミオンの走破力恐るべし…
しばらくするとRCPの反対側の道から前田選手が現れる!!
ずーっとCAP走行をしているらしいあのF800GSでガレガレの山を登ったり下ったりしているのだ考えるだけで恐ろしい

KTMに乗る佐野シンヨ選手も現れるシンヨさんも山を越えてCAP走行でここまでたどり着いたようだ
「みんなモンゴルの大地で遊んでいるんだね!」
本当にそう思った
その後も距離は離れたり近付いたりだがカミオンの砂煙を見ながらの走行が続く
追いついてもまたおいて行かれてしまうのだ
途中のドライレイクではやはり泥ぬまの湿地帯になっておりカミオンのわだちの後は子供一人が入れる湯船ほどの大きなくぼみができている
そんなところにはまったらHP2では一人ではどうにもできない!

横を見たらキャメルグラスがいたるところに生えていたのでキャメルグラスからキャメルグラスへまるでペンで点と点をつないだような走行を試みる(キャメルグラスの下には硬い根が生えておりそこのまわりでできる限りスピードを乗せて湿地帯に侵入するという走法)
それでも一番やばいところではリヤタイヤが空転しながら歩くような速度で足をバタバタさせて何とかキャメルグラスに乗り上げるというギリギリっぷり「こえーっ」
後で聞くとここではまったライダーも多くいたようだ考えただけで恐ろしい…
その後は乾いたサンドピストとの山岳地帯を走って行った「このままではHINOカミオンの砂煙を見てゴールすることになっちゃうぜ!」とおもい
SS中ではあったが休憩することにした

エナジードリンクを飲んだりパッキングし直したり写真撮ったりしていたら

乾いたエンジン音を響かせてF800GSが駆け抜けていった「かっけーなBMW」
前田選手の砂煙も見えなくなったことを確認してコマ図走行を試みる
RCP前に練習した2コマ前までを頭に叩き込んで景色とICOでナビゲーションするというのにも慣れてきて分岐でも最小限の減速で走ることができるようになってきた
簡単なところでは3コマ先まで記憶してナビゲーションしてみる
ICOの距離、分岐の角度(現在位置から何度の方向に行く道に向かうのか)、景色
「おっ!グッドナビゲーション」と自分で自分をほめてみる
しばらく山岳地帯を抜けると埃っぽいサンド質のピストに変わってきたゾーモットに近付いているようだ、ここでもスピードを落とすとハンドルがとられてしまうの50〜80キロ走行が続く
しばらくすると白い砂のドライレイクにでた「うわー雲みたい!ふわっふわだっ」

と思っていたら前田選手と尾島選手にぶち抜かれる(先に行っていたはずだけど…)
しかし二人ともまるで雪で仲良しの犬が駆け回るように粉塵を上げながらサンドのピストを飛ばしていく「楽しそうだな〜」
しばらくしてSSゴールのフラッグが見えたゾーモットだ!

この日も明るいうちにゴールできた喜びと明日はレストディということでケータリングで売っている少し冷やしてある?ビールでゴールしている仲間たちを乾杯をした
いやーうまかった
しばらくするとオフィシャルスタッフの黒川さんがこちらに近付いてきた(なんとなく表情で想像はできたが)「青山さんがリタイアしたよ」
なんだか背中から首にかけて重い鈍器で殴られたような気がした
怪我ではないということでひとまず安心だが
今朝のスタートは無理していたのではないか?余計な励ましをしてしまったのでないか?やはり戻ってくるまでしっかりと待っていたほうがよかったのではないか?といろいろと思いを廻らす
答えの出ない堂々巡りを繰り返し
やがて太陽は西の大地に飲み込まれていった

多くの参加者はまだこのビバークにたどり着いていない同じチームの篠原さんHPNもまだだ!「明日はレストディだしここは帰ってくるまで待っていよう!」とおもい
このラリー初めてテントを張ることにした
ゴール地点が見えるところで発電機の音がうるさくないところ少しビバークより距離はあるが一等地だ!

(PHOTO SSER)
テントからゴールが見える位置のフライシートを開けてじっくりと待つ
夜空には今日も満点の星空、天の川もはっきりと見える、星を見上げるではなく水平線まで星がビッチリと詰まっている横を向くだけで天体観測ができる
今日一日のルートの中で暗くなってからの走行で楽な道は一つもない!
むしろ暗くなってからでは見つけにくいルートや厳しいルートばかりだ「大変なんだろうな〜」とか思っていたら寝てしまっていた
聞きなれたフラットツインの音が聞こえた
あわててテントから飛び出すやはりHPNだ!時刻は23:00を回っていたと思う

「イヤーあの白いサンドのところで日が暮れてまるで雲の上を飛んでいるようだったよ〜」
この日一日はパンク修理やガス欠、トラブルを抱えたエントラントを助けながら走行したようで遅れたとのこと、とにかく無事に戻ってよかった
遅い夕食をとりながらこの日の武勇伝を酒の肴にビールを飲む
ゾーモットの夜は更けていく

つづく



Rally Mongolia20122012ETAP3 ボグドーボグド(レストディ)


 
ビバークしたボグドは本当にきれいな景観の土地だった
この日はループの290KMのSSを予定していたがデリカバンが屋根まで埋まってしまうほど河が氾濫してしまっているということでキャンセル

翌日の7:00になってもまだ帰着していない参加者が4輪も2輪も多数いる
それを考えるとラッキーなレストデイになったのではないだろうか
R80GSの青山さんもまだ戻ってきていない…
昨夜は戻ってくるライダーやドライバーに青山さんの状況を聞いたが途中転倒していたが走っているということだった、それ以上に皆それぞれにドラマをもってこのビバークにたどり着いている

朝日だった太陽が昇りきりお昼前に青山さんが帰着
前転をしたらしくフロント周りが大きなダメージを受けているが体は大丈夫とのこと、まずは無事の帰還を皆で喜ぶ

壊してしまったバイクのリカバリーで時間を要してしまいRCPについて日が暮れてからでその後もゴールを目指したが無理をせず結局夜が明けるまで一人ビバークしたらしい
「エマージェンシーブラケットにくるまってみた星空は今までのどの空よりも広かった、流れ星は何個流れたかわからないよ!」とのこと
「ひとつ武勇伝さっそく作ったね!」と励まし?
青山さんはゲルへ就寝

Photo SSER
この日は1日レストディとのことで昨日のSSで汚れてしまったバイクを近くの湖まで洗車に出かける
他にもあまりにも重い積載荷物のダイエットや各部車両の整備などに時間を費やす「明るいうちにゴールするために必要最低限のもの」
必要ではあるけれど優先順位で下位に来るパーツなどの取捨選択10KGバッグへ移動
この日は早めに作業を終わらせて

これまでの行程や反省点などをノートに書き込む
ここまでに思ったことBMW HP2で参戦したことは「こんな重たいバイクで出て大変じゃないか?」と言われたが
フラットツイン(HP2)でモンゴルを走りたいということが第一の目的だったのでこのバイク選択に迷いはない
軽量バイクならフロントアップで超えられるようなクラックも十分に減速をして乗り越えればいいのだ、それ以上にハイスピードのピストを低いエンジン回転で高速巡航できるメリットはバイクにも体にも大きなアドバンテージがある
大好きなバイクで移動するこれが何よりだよね
しかしそれにはバイクに合わせた乗り方をしなければいけないことも事実

ルート上で幾度となく一緒に走らせてもらった小栗選手からは「原君はギャップみえるとメチャクチャ減速するねしかも絶対まっすぐな状態でしか入らん!カタイ走りやわ〜」とお褒めの言葉をいただく??
その後のルートで一緒に走っていても「ルート外れた!」とおもったらすぐに一人で引き返してしまう自分を小栗さんは「ミスターオンコース」と命名(笑)
ひとつ今後重量車で出場を考えている方へアドバイスとしては「サスペンションは良いものを!」また「通常よりも硬めのスプリング設定で」ということだ
今回自分も粘度の高いオイルを使ったりO/Hして持ち込んだが
日本では考えられない高い巡航スピードにギャップ多くのマシンがサス抜けしていたようだ
自分もETAP6で一度フルボトムしてしまい右側のオイルシールが抜けてしまった
それはやはり準備していた以上に過酷な状況でマシンにストレスをかけているということ
とにかく足だけは長くて容量があってよいものを選びたい
そして「絶対に転ばない!」ということを常にに心掛けることだ
これがけっこう勇気のいることなんです
まあ、次回ね次回っ



しかし本当に美しいビバークだな写真に写すと1/1000も良さが伝わらないよ!
あのパノラマ感や空気、湿度、におい、光、やっぱりその場に行かないと感じられないことが多すぎる
そういうことに気づかせられる毎日
それを体験、経験できるだけでもこのラリーに参加する価値が十分にあると思うよ
さあ、明日はいよいよゾーモットだ!

つづく

ラリーモンゴリア2012ETAP2 バヤンホンゴルーボグド

前日?数時間前?のドタバタ劇、疲労した体と気持ちのまま二日目のスタートを迎える
前日の混乱がありスタートが若干遅れた

今日はスタートから全てSS(競技区間)だ雨によるコンディション不良のため若干のコース変更がはいったがそれでもモンゴルでのSS初体験にはド緊張以外の変化をもたらさない
この日のルートは昨日までのピストと呼ばれるものとは異なる道?というか大地

(PHOTO  佐野シンヨさん)
さっそく川渡りその後はしばらくはスピードのでるピストが続く
ピストが流れたであろう枯川に入る、200キロを超えるHP2(重量車)ではほとんどトライアルセクション!スピードをあげることができない
普段なら2速くらいでトコトコと行きたいのだがモンゴルで入れるA92というガソリン(日本でいうところのレギュラー)ではすぐにノッキングしてしまいどうもうまく走れずに1速からスピードの出るところでやっと2速という我慢の走行がしばらく続く
そこの枯川をこえたら急に斜度30度以上はありそうなヒルクライムが出現!
途中にはホイールがすっぽりはまってしまいそうなクレバスがいくつもあった
違うわだちで登ってたら大変なことになっていただろう綱渡りてきなヒルクライムだった
そこを抜けると大地に出た、コマ図にも「大地にでる」とかいてある
まさに大地だったね
正直ここまでコマ図とオンルートを追っかけるのとでまったく余裕なく写真を撮ることができない(申し訳ないです)
しばらく小山の尾根を走るようなピストが続く
これが気持ちいいのだが変化にとんだアップ&ダウンとコーナーでスピードに乗せるのが難しい

そしてRCPに到着

初めて主催者のヘリを見ることができて少し感動

RCP(競技期間中はここで給油&一時間のタイムコントロールが義務付けられている)には全体でも17番手で到着しているようで初めてのSSの割には上出来だったと自画自賛
RCP残りのルートを追いかけてスタートだ
スタートの際にモンゴル人スタッフに「この先水たまりがあるから迂回してね」といわれる
スタートして5キロほどで途中マシントラブルで止まっていたM田選手が早くもリカバリーして追い抜いて行った、枯川から出るときは自分の身長ほどのジャンプをして!!
そこで大きな判断ミスをすることとなる
「よし前だっちについて行こう」
ということでしばらくついていくとこにしたのだが前田選手尋常でないスピードで走ります
ピストのないところでもあるところでも全開?ピストのある場所では自分も時速120キロ以上で飛ばしても離れていきます(いったい何キロだしてんねん!!)
途中砂煙を追いかけて120キロ走行が続きますがやがて砂煙を見失ってしまいました
そこで気づいた時にはすでにオンルートを大きくロスト!
何やってんだよ俺

初日のそれとは違い今度は
どこに向かっているのか分からない!
という大サービスのおまけつき
当然ながらオンルートでないからほかの競技者が通るわけもなくしばし考える
よし高台に上って見てみようとおもっても
見渡せる高台のような山は周辺に見当たらず
ミスコースしてすでに一時間以上走ったし…
そこで一番近いGPSポイントまでCAP走行をすることにした
がそこはオンコースではないルート!
重量車のHP2がクレバスにはまっても終わりだし
急斜面の岩に出ても終わり
大きな川渡りがあっても一人でわたるのは無理だろう
そこですべてピスト上でCAP走行することにしました
全く人気がないピストを走ること一時間以上(気持ちの中では3時間くらい走っている気持)
GPSポイントにたどり着きましたがオンコースを見つけることができずにしばらくグルグルと回っていたらSSゴールらしきチェックポイントを発見
恐る恐る近付いてみたら見事!?SSゴールでした
どうやら日本人では2番手タイムでのSS通過とのこと
RCPの水たまりと言っていたそこは湿地帯、沼化して多くのエントラントを飲み込んだらしい
やがて30分ほどするとKTMに乗る小栗選手がゴールしてきた
湿地帯を抜けて川を渡った時の心境を刻々と話してくれた(相当に怖かったらしい)
それから10分後には先に行ったはずの前田選手がハニワのようになったF800GSと共にゴールした「もうここで終わったとおもったー」といって地面にへたり込んだ
地獄の湿地帯を一往復したらしい
どうやら途中から消えた砂煙は湿地帯に入ったからのようだ…
結果的にはラッキーミスコースだったがそこまでの気持ちのを考えると

・絶対に人について行かない(自分でコースを追えなくなるほど)
・すべての行程をオンコースでこなす
・全てのETAPで明るいうちにゴールをする
という3つを今回のラリーの目標に決めました
特に3つ目の目標は競技をする上でもよい方向に作用してくれた

Photo 佐野シンヨさん
そこからボグドのビバークまでは朝のブリーフィングで説明のあった座標にゴールした選手(前田さん、小栗さん、佐野さん)4台でコンボイGPS走行を続ける
途中湿地帯の横を走るテクニカルなルートだったがこれは主催者が用意したルートではないことが後に判明
でもプチアドベンチャーツーリングみたいで楽しかった〜

何とかビバークまでは明るいうちにゴールできたが全体の2/3はまだゴールしていないようだ
日暮れ間近になり泥だらけのバイクと4輪がポツポツとゴールしている
聞くと皆相当の思いをして泥からの脱出をしてきたようだった
明日のために車両整備と準備をして23:00ごろ就寝
それでも1/3以上の競技者は戻ってきていなかった…

つづく