原 豪志 ブログ
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ラリーモンゴリア2012ETAP6 ゾーモットーホンゴル
 「レストディ明けはリタイヤ者が続出するから気をつけてね」

SSERスタッフの言葉を思い出しながらスタート

PHOTO SSER
今日もすべてダート522キロと長い
しばらくは高速ピストが続く時速は100キロで巡航
マシンは絶好調!タイヤも前後新品のピレリーラリーを装着、まるで大地を力強く蹴りだすサラブレットに乗っているような感覚、メーターで100キロを超えているが愛馬(マシン)は
「もっと出していいよ、もっと飛ばせるよ」と言っているようだ
しかし文頭の言葉を思い出しそのまま

40分くらい走っただろうかコマ図にコーション(!)のないギャップ
気づいたのが遅くギリギリまで減速を試みて最後の最後にフロントアップを試みたがギヤが高いままだったため(ドジです)フロントは上がらずにそのまま「グアワシャン」という機械音とともに体全体にGがかかる。バランスを崩すことはなかったがバイクに大きな負担をかけてしまったことは確かだ(ここで右のフロントフォークシールが抜けました)
レストディ明けは体も目もスピードもラリーに慣れてきてしかも前日は体を休めることができるため「調子が良い」という感覚に陥ってしまうんだ!
そこに大きな落とし穴があるような気がした、それを身をもって体験してしまったのだ

PHOTO SSER
そこからRCPまでは山の麓を走るスピードの上がらないルートだった
頭から胸前後の小山の連続に下りの最下部にはタイヤ一つ半くらい埋まってしまうクラックがあるところがあり調子にのってスピードを上げるとグワシャンとやりかねない、とにかく我慢の走行が続く
それからはまた高速ピストに出たが今度は水たまりが出てくる、これまた油断できないが何とか走り切りRCPへ到着
15番手くらいで到着しているようだ
いつの間にか前田選手と小栗選手も後ろから迫ってきた!?
さすがミスターオンコース(笑)
RCPは丘の上に設営された場所だったが30度を超える気温に日を避けられる場所がない暑くて「早くスタートさせてくれー」という気持ちになる
その丘には地元の観客が大勢集まっていたトップグループが早くもスタートしていく
すさまじくスライドさせながらロケットスタート
まあギャラリーいるからわかるけど…

RCP後はまるでBAJA(いったことないけど)のようなハイスピードなサンドピストが続きます
ここでもやはり後からスタートした前田選手にぶち抜かれる(自分も100キロ以上で走ってるんですけど…)
抜きざまの道に1メートルほどのクラックが!!
自分はすぐさま減速した隣の前田選手はブワワワァーンというエンジン音
フロントアップをしてグワシャ―――ンという豪快な音とともに乗り越えていった
おっおそろしい…
(やっぱり絶対ついて行ってはいけないと確信した)
その後のルートはハイスピードで走りやすいルートだったな〜
しばらく走るとコマ図には「まるでサハラ」という文字が
砂丘群を左手に見ながら迂回するハイスピードルート

PHOTO SSER
「間違ってもこの砂丘群に入るルートになりませんように」と祈りまくっていたら
やがて砂丘群は消えて大平原(草原)にでた
GPSは次のポイントをバチッと示している
次ウェイポイントまではおおよそ30キロくらい先だ見渡せる限りは大草原

PHOTO SSER
「俺も地球の地肌を感じたい!遊びたい!」
とおもいCAPは確かめながら大草原の中を走り回りました小高い丘があればのぼり
小さな砂丘の吹き溜まりがあれば入ってサンド走行を楽しんだ、しばらくしてCAPが横を向いたので今度は→をまっすぐになるように直線をブワーっと飛ばす(ピスト上ではない!)
「最高だよ〜」と連呼した20分後見事に草の下の隠れ岩にフロントタイヤをヒット!
ガツン当たった瞬間パンクとわかるほどの衝撃
このラリー初めてのパンク!
「やっちゃったー」
そう自分はヘビーチューブを使用している
トップグループの多くはムースと呼ばれる浮き輪のようなゴムの塊をタイヤ内に内蔵させている
チューブとは違いゴム事態なのでパンクはしないのだ
出発前も多くの先輩方に「チューブで行くなんて信じられない」という助言をいただいていた
レストディの日にタイヤ交換をしてポンプでシュコシュコ空気入れていたら隣のメカニック2人に「原さんがチューブなんですか!信じられない」という同じお言葉をいただいた
初めてのチャレンジで使用したことないムースを使うことが嫌だったし
(自分で確かめないと信用しない性格なので…)
パンクしたらチューブ交換すればいいじゃんくらいにしか考えていたのでまあしょうがないっす
※次回参加するならムースで絶対行くけどね!!
まずは交換しやすそうな場所にバイクを移動してヘルメット、ウエアーを脱いでキャメルバッグの水をゴクリ、出発前に嫁からもらった梅干しを3つほおばりながらタイヤ交換をした

この時のテーマ曲は奥田民雄のイージューライダー
「何もないな誰もいないな〜快適なスピードでーっ道は永遠つづく〜」
鼻歌を歌いながら作業すること30分(たぶん)フッと顔を上げると500メートル以上先には砂煙をあげながらラリーマシンが駆け抜けていく
「かっこいいな〜」
そこからオンコースに戻り120キロ巡航のハイスピードピストをかっ飛ばしSSゴール

左手に見えるのがホンゴル砂丘そこを迂回しながら今日のビバークへ

今日はツーリストキャンプだ

荷物をゲルの中において
5日振り?にシャワーを浴びる
「早めについた人は暖かいシャワーが出るけど後になるほどシャワーは冷たくなるよ!」と入る前にメカニックをしていた人に話しかけられたが
シャワーはお湯が出ました(嬉)
しかし自分の体を伝って落ちるお湯が茶色い!
どんだけ汚れてんだおれの体…
シャワー後の冷たいビールを飲みながらゴールしている仲間と今日走ってきたルートについて盛り上がる
「あ〜最高だよ!」
目の前の景色は

こんなんだよ!
今日のルートはスピードが出るところもあったしフルボトムさせてしまったしパンクもさせてしまった、バイクに負担をかけてしまったな〜
各部スポークとボルトのチェックにエアエレメントの清掃
この日とその前に一度フロントホイールをヒットさせてしまい
ホイールが2か所軽く歪んでしまっている
(自分がホイール曲げてしまったんだけどね)
エンジンオイルも2000キロほど走ったがまだうす透明の茶褐色で汚れもひどくない

「ここまで連れてきてくれてありがとう」
という感謝がこのバイクに目覚めてくる
あと二日で終わっちゃうよ
この日からことあるごとに「終わっちゃうよ〜」と連呼するのだった
明日はここからまっすぐに北上をする513KMのルート
最も過酷な一日になることをこの日のタケシは知らない…

つづく
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